Summary

以前のブログにて、歯科麻酔についてのお話をさせて頂きました。

 

その時に、麻酔をする際お口の中の状況により痛みが出やすいこともあるというお話をさせて頂きました。

 

今回は 麻酔の時に痛みが出やすい状況・麻酔が効きにくい状況のお話を前半と後半に分けてお話させてください。

今回は 麻酔の時に痛みが出やすい状況について お話ししていきますね。

 

麻酔の時に痛みが出やすい状況 それは 歯茎に炎症が強く起こっている状態の時です。

炎症で歯茎が赤く腫れている時、歯ブラシをするのもつらいですよね。

そんなところに注射の針を刺すのは…強い痛みを伴うことはもう想像できるかと思います。

また、緊張や不安が大きいと少しの痛みにも敏感になってしまうため、痛みを強く感じてしまいやすいようです。

 

対応としては、注射針を刺す前に、表面麻酔を歯茎に塗って、少しでも針が刺さることで感じる痛みを少なくしていきます。

これは当院で麻酔注射をして治療をする方には必ず行っています。

また、ご自身で出来る対応としては 日ごろから歯ブラシで汚れをしっかり落として、なるべく歯茎に炎症を起こさないようにしておくことです。

治療の前の日はしっかり休んで体調を整えておくことも大事です。

 

歯を磨くと歯茎が痛いから触らない!という事をしてしまうと、歯や歯茎の炎症はどんどん進んで、麻酔も効きにくくなってしまいます。

痛みがある時は優しくでもいいので磨いて汚れを落としておきましょう。

状況によっては、先に歯茎を良い状態に戻してから治療をすることもあります。

 

次回は麻酔が効きにくい状況についてお話をしていきます。